骨董品の保管方法

骨董品は、価値のあるものがたくさんあるので保管にも気を配らなければなりませんが、では、保管には何か気を配るべき方法論のようなものがあるのでしょうか。

まず、保管方法ですが、絵画などの場合、湿気や温度に気をつけてください。それと紫外線ですね。エアコンの風に直接当たってしまっているかどうかにも気をつけてください。これらが適切でなければ、骨董品が傷んでしまって価値が下がってしまうおそれがあります。

また、自宅での保管は不安という方のために、トランクルームというものがあります。トランクルームとは、家財、美術骨董品、ピアノ、書籍など個人の財産を保管する倉庫のことをいいます。国土交通省が認定しているサービスですので、トランクルームを運用するためには国土交通省の審査が必要で、認定があるということは設備・保管体制に問題が無いということなので、安心して利用できます。トランクルームは骨董品にとって最適な湿度・気温も維持されています。自宅での保管には不安があるという方にはトランクルームを是非ともおすすめします。万が一のための保険もありますから、骨董品好きの方には是非活用していただきたいサービスです。

骨董品の手入れ方法

骨董品の手入れには、何をすればよいのでしょうか。

茶道具や陶器などの場合だと、煮沸させるという方法があります。煮沸なんてしても大丈夫なの?色が剥げてしまったりするんじゃないの、と思うかもしれませんが、骨董品として価値のあるものは塗りがしっかりしているので、まずそういうことはありません。煮沸することで、土の目が詰まって、匂いや汚れがつきにくくなるんですね。その他、ぬるめのお湯につけたり、濡らしたスポンジで軽くふき取るのも効果的です。

掛け軸だと、優しく巻くことが重要です。強く巻くと、それだけで傷やシワの原因となってしまいます。やはり、何においても骨董品を大切に扱うという優しさが重要ですね。それが手間となって現れてきますからね。

骨董品の管理や手間は、とても大変です。ですのでトランクルームのようなサービスが成り立つわけですが、好きじゃなければとても続けられないかもしれませんね。骨董品は管理や手入れを怠ると、どうしても劣化して価値が下がってしまいます。やはりこの世に存在するものですから、何もしないでいるとどのようなものであろうといずれは朽ちてしまいます。形あるものいずれ滅びるというわけですね。もののあわれを骨董品に感じる方もいるのは無理のないことですね。だからこそ、大切にしなければならないということですね。